オリエンタル・ロジスティックスの二番目の顧客は、現在では香港政府観光局と名称を改めた当時の香港観光協会であり、その請負内容は、お土産、様々な言語によるパンフレットとそれに付随する添付文献、また、それらの書類の国際的で広範囲に渡る配布など、細心の注意と正確さを要するものであった。
そのような厳しい顧客の要望を満たすため、より良いソフトウェアを開発し、更に充実した在庫管理システムと欠陥のないシステムを構築することにより、デュポン、アディダス、エスカダ、それに日本の化粧品会社DHCなどの国際的大手企業との契約を得ている。
オリエンタルのようなロジスティックス会社は取引先のサプライ・チェーンの管理とシステム活用の助力をすることで、(これにより、顧客は商品の追跡や在庫管理を手元のコンピューターで出来るようになった)現代の大手国際企業の付加価値サービスへの要求をチャンスとして十分に活かしているのだ。
ラウ氏によれば、アメリカとヨーロッパの多くの企業が中国の都市に向けての輸出を増やしている。更に、中国本土の市場では、ポイント・ツー・ポイントのロジスティックスは未だ成熟しきっておらず、利潤は非常に少ないとのことである。しかし、彼は現在、北京、上海、武漢、貴州、広州、深センなどの広範囲な地域にエージェントや倉庫を確保し、高まる需要に応えるため、その足場を固めている。
これらは、ラウ氏の、必要なときにトラックを調達するという出発点からは比べ物にもならないものである。しかし、“この10年間で最高のロジスティックス会社に”というラウ氏のヴィジョンからすれば、彼はまだ、その途上にいるのである。 |